【大型イベント時に必須となるハード海域周回】
イベント海域ではpt制度が採用されており、海域攻略時もらえるptでアイテムと交換したり、ガチャボックスを引くことが出来るようになっています。ただこのptですが、もらえる量が渋く全アイテム交換を行うにはかなりの周回を行う必要があります。
イベント海域は通常海域とハード海域の2種類があり、ハード海域は攻略難易度が高い分、通常海域の倍以上のptをもらうことができ、T3強化パーツももらえるため可能ならハード海域を周回したいところです。
- 【大型イベント時に必須となるハード海域周回】
- 【ハード周回でネックとなる必要性能値】
- 【少しでも燃費を減らしたいという方へ】
- 【どれほどの効果になるのか】
- 【具体的なやり方について】
- 【主力艦隊に対して適用する場合】
- 【この編成を行うメリット・デメリットについて】
- 【総評】
【ハード周回でネックとなる必要性能値】
ハード海域で問題となるのが、出撃時の海域ごとに設定された必要性能値です。ハード海域では出撃する艦隊の各合計性能値をすべて超えていなければ出撃することが出来ません。そのため単艦編成でいける海域もこの必要値が邪魔をし、ただボスを倒すだけなら必要ない数の艦を構成しなければならず、燃費節約の面で大きな壁となります。
このような制約のため、多くの低燃費周回では無凸ノーマル艦を編成に加えることで性能値を満たしながら低燃費編成を行っています。
【少しでも燃費を減らしたいという方へ】
無凸ノーマル艦は燃費1ですが、イベント海域周回は短期間で多くの周回が求められるため、1でも少なく燃費を減らしたいところ。中には「ノーマル艦みんな限界突破させてしまって無凸70レベルがいない!」という方もいるかもしれません。
また必要性能値が回避・雷装ならば無凸駆逐艦でも条件を満たせますが、火力や対空だと面倒なお上に、駆逐艦を編成できないマップもあるため、すべての海域で使えるわけでではありません。無凸リアンダーでも最低燃費は2であるため、周回においてはネックとなります。
そのような方に紹介するのが今回の編成です。どのような編成かというと「出撃時に単艦に出来ないなら、道中で単艦編成状態にすればいいじゃない」というものです。
ハード海域は出撃時は必要値を満たす必要がありますが、道中でもその必要値を維持する必要はありません。もしこれを維持する必要がある場合、一名でも戦闘不能が出ると強制撤退になるので当たり前のことですが、これを利用した編成となります。
【どれほどの効果になるのか】
この編成だと一周辺りの総燃費消費量はどれくらい違うのかについてですが、「凛冽なりし冬の王冠」のハードマップC-1での内容で比較したいと思います。
C-1では道中戦闘4回、ボス戦闘の合計5回戦闘が必要になります。編成内容については
道中担当艦:セントルイス・リアンダー改 ユニコーン・ロドニー 燃費43
ボス担当艦:綾波改・ポートランド改・エンタープライズ・日向 燃費47
となり、通常であれば道中(43)×5+ボス(47)=262となりますが、リアンダー改は2戦目のセイレーン戦で戦闘不能になるため、残り3戦はリアンダー改の燃費8が減った35が総燃費となるため、結果として総燃費は以下のようになります。
総燃費=43+43+35+35+35+47=238となり、通常の総燃費より24少なく済んでいます。2周で1戦分の燃費が節約できているため、何周もするハード周回ではかなりの節約になっています。
【具体的なやり方について】
具体的にどのように行えばよいのかについてですが、抑えるべき点は以下のようになります。
①主力前衛は絶対に真ん中に配置する
② 1戦目、もしくは2戦目で確実に落ちるレベルの艦にすること
③主力艦にSGレーダーT3を付ける
まず①についてですが、上の編成ならばセントルイスは絶対に真ん中に配置しなければなりません。これは両端だと随伴艦となり被弾率が上がるため、少しでも消耗を抑えるためにはセントルイスは真ん中に配置する必要があります。
②については生き残ってしまえば燃費削減の意味合いがないため、いっそレベル1艦を編成するのも一つの手です。ダウンズやカッシンのような耐久回復スキルを持つ艦はこの起用には不向きのため、保有するスキルには気をつけましょう。
③については、編成した随伴艦が落ちた後は艦隊の回避値が減るため、奇襲への回避率も下がってしまい回避失敗のリスクが上昇します。燃費削減のための編成なのに余計な戦闘で燃料を使っては意味がありません。
SGレーダーT3が無い場合は、SGレーダーT2にビーバーズエンブレム回避上昇系で補填しましょう。
【主力艦隊に対して適用する場合】
この編成は前衛艦隊に限定されたものではなく、主力艦隊においても適用することが出来ます。特に単艦では自爆ボートや砲撃へのダメージに耐えられない場合、2名に分けることでダメージを分散させることで本来であれば装備・レベルが足りず単艦編成が難しい海域でも低燃費を実現することができます。
ただ戦艦や正規空母を用いると耐久が高いため途中で戦闘不能にならず、今回の編成が上手くいかないことがあるため、道中脱落担当として運用するならば弾薬を一つ増やすことが出来る応急修理を活用できる工作艦や、主力艦隊へのダメージを肩代わりするスキルを持つ巡洋戦艦比叡、砲艦のエレパス・テラーなどをお勧めします。どちらもいない場合はノーマルレアの軽空母を編成しましょう。
【この編成を行うメリット・デメリットについて】
【メリット1:低レベル艦に経験値を入れられる】
この編成では戦闘不能になっても問題ない艦を編成するため、高レベルよりも低レベル艦のほうが運用に向いています。そのため訓練でレベル上げを待つしかなかった育成優先艦に1~2戦分の経験値を入れることが出来ます。たった1~2戦分と思うかもしれませんが、周回用編成のため積もり積もればかなりの経験値を獲得できます。
【メリット2:単艦周回が難しい海域でも低燃費が出来る】
単艦周回においてネックとなるのは6章から本格化する自爆ボートの処理。単艦では突っ込んでくる自爆ボートすべてに対処できず、4~5戦目で主力艦隊が戦闘不能になり単艦周回が安定しない悩みを持つ方もいると思います。
そのような場合に今回の編成を用いることで低燃費周回が安定します。自爆ボートのダメージを分散させ、随伴させた主力が2~3戦目に落ちることで残りの戦闘を単艦で戦うことができます。
【デメリット1】疲労度が貯まりやすい
周回は何度も出撃するため疲労度の管理が問題となりますが、この周回では毎回戦闘不能になるため、その分疲労度がよりたまりやすく疲労状態になりやすいため、より疲労度に注意しなければなりません。疲労状態になるとは取得経験値が減るため、寮に入れておくだけでなく何名かローテーションで交代し、疲労度を調整しなければなりません。
【デメリット2】時間切れ敗北のリスク
本来単艦で攻略できない海域を無理やり単艦にするため、必要火力を下回り殲滅に時間がかかります。120秒以上かかりA勝利になるならまだよいですが、時間切れで敗北になることがあります。
【デメリット3】総燃費が安定しない
この編成はどの地点で随伴艦が戦闘不能になるのかで総燃費量が変わりますが、いつ戦闘不能になるかは出現した道中敵の種類やオート戦闘の動きに依存するため、1戦目で落ちることもあれば、最終面まで生き残ることもあります。前衛ならまだ影響は少ないですが、主力艦ともなればノーマルでも最低2となるため、場合によっては低燃費とならない場合もあります。
【総評】
この編成が活きるのは必須枠が軽巡・重巡のみのハードマップとなり、駆逐艦が編成できるのなら、無理をしてこの編成を行う必要はありません。
一方でイベントハード海域で見られる軽巡・重巡のみしか配置できないようなマップでは少しでも燃費を減らすためにも、この編成は選択肢として使えるものとなります。