※この記事はシャフィールドキャラスト「銃弾と、愛を込めて」のネタバレをしています。シェフィールド記事未解放のプレイヤーはご注意ください。
【キャラスト前までの印象】
シェフィールドは性格や理念がベルファストと逆の立場として表現されており、尽くすことや主人への愛を直球で貪欲に示すベルファストに対し、シェフィールドはメイドであることに誇りはあるものの、指揮官のことをガイチュウと言いかけたり燃えないごみといったりとかなり棘があるタイプでした。一応愛セリフで指揮官への想いを語ってはいますが、正直これだけだと察してタイプのあまり良い印象をもたれないキャラになっていました。このようなタイプのヒロインは暴力系ヒロインになってしまうことも多く、あまり好印象はもたれません。
ご主人様、シェフィールドの普段の言動がお困りなのでしょうか。恐縮ですが、あれは私なりの愛情表現だとご理解くださいませ。私、ご主人様をお慕いしております。はい、本当です
全体的にメイド隊は真っ直ぐに好意を出してくるタイプの艦が多かったため、その中でシェフィールドのようなタイプは悪目立ちしている面もありました。
【キャラストから判明したことについて】
【ベルファストを羨ましがる理由】
シェフィールドはベルファストのことを指揮官を甘やかしすぎると語る一方で、そこまでできる彼女が少しうらやましいと語るセリフがあります。
これはベルファストのように素直に愛や忠義を表現できないことをもどかしく思っている程度のものと思っていましたが、今回のストーリーでそこに含まれる感情はより複雑なものだとわかりました。
シェフィールドは言葉や行動が直球ではないものの、実は指揮官への想いはベルファストにも負けないくらいのものを持っています。
それがわかるのがニューカッスルのセリフ。彼女は悪態をつきながらも一貫して指揮官の部屋を掃除しており、ニューカッスルはそれを見て「彼女は好きでもないことをやり通すタイプではない」と語ります。さらにニューカッスルに背中を押される形でシェフィールド自身が「指揮官に仕えることが一番の幸せ」と語り、最後に「大好きです」とストレートな告白で幕を閉じます。
シェフィールドは指揮官を好きであったものの、今の関係が変わってしまうことを恐れてか、一線を超えることはなく好きな指揮官に仕え、奉仕できる今の関係を続けることを選んでいました。だからこそ愛を持って仕えることをストレートに表せるベルファストをうらやましいと感じていたと思われます。
指揮官が好きであるという前提を加えた上で今回のストーリーをふまえると、大好きな指揮官の部屋を毎日綺麗にし、休日に好きな人を部屋に招き、一緒に趣味を堪能し、それでも関係が壊れるのを恐れ一線を越えずにいたが、大好きな人に仕えられれば幸せだった。だけど先輩に背中を押され告白する。なんだこれ乙女か。書いててすごいむずむずした。
【愛称の問題】
親しくなった相手に対し愛称で呼ぶようになることで親しさを表現します。あだ名や略称で呼んでいる相手はそれだけで一定に親交があると把握できるため、創作作品においては重要な要素の一つです。愛称は名前が長い相手に対しては略称で呼ぶパターンがあり、それこそシェフィールドであれば「シェフィ」が呼びやすい愛称となります。しかしシェフィールドのように刺があるタイプは愛称呼びを嫌うことがあり、シェフィールド自体あまり感情を表に出さないため、愛称呼びが出来ないと親しくなる表現が難しいため、愛称呼びが可か不可かが重要な問題でしたが、なんと自分からシェフィ呼びを提案するという距離の詰め方。
【意外な交友関係は明かされず】
メイドという立場上しょうがないのかもしれませんが、登場人物はメイド隊のケントとサフォークに元統括長のニューカッスル。そして洗剤開発の明石のみ。エイジャックスストーリーにおけるオクラホマとの交友みたいな意外な交友関係を期待しましたが、そこはありませんでした。ただ銃が趣味なので今後同じ趣味を持つキャラが発覚すればそこを絡めることはできると思うので、今後のほかのキャラストに期待です。
【総評】
キャラストはキャラクターと世界観などの設定に触れる2種類がありますが、今回はキャラクターに言及したものとなっていました。特にシェフィールドはあまり情報がなかったため、今回のキャラストで設定や抱える感情が判明し、一気に二次創作も増えています。だから早くヘレナのキャラスト来て・・・二次創作持って増えて・・・